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2024年3月1日 メンバーが増えました

待望の新人 茉莉さんが入社しました

堺市出身。笑い上戸で、現場が一段と明るくなりました。配管工や警備員の経験があり、先日も道路沿いの作業で、警備員として大活躍しました。剪定作業の経験はありませんが、細かい作業や、周りの気配りもできる方です

メンバーも増え、皆さまの意に沿った仕事ができるように、いっそうがんばっていきたいと思います

年内と年始の営業について(2023年12月12日)

お客様各位

いつも大変お世話になります

年内の営業は12月28日(木)まで行います

新年の仕事始めは、1月6日(土)です

天候不順やインフルエンザ流行等、変動はありますが

年内にお請けしている剪定等作業は、予定通り実施の見込みです

よろしくお願いします

 

 

小林光次

2023年8月27日 袖垣を補修しました

http://azuref.blog130.fc2.com/blog-entry-2398.html

(写真入りのブログ「植木屋1年生」へ)

お客様から、竹垣の新規作成や補修の話があると、二つ返事でお請けしています。自然の素材を即席でありながら、強固で美しい竹垣は、日本の文化ですし、その技術を実践する良い機会と思います

今回は竹垣ではなく、袖垣です。基本的な技術は竹垣(御簾垣)と同様です。依頼をうけ、補修する袖垣を確認すると、両脇の杉柱や檜皮葺の屋根は、使えそうです。竹(と結束しているシュロ縄)は朽ちているので、交換しました

竹は五分の晒竹(さらしたけ)を使いました。晒竹は青竹を油抜き加工をして、曲がりを補正したもので、白く美しい竹材です。青竹は、しばらくすると色があせたり、虫が発生して朽ちたりしやすいですが、晒竹は当初の美しさが長く継続します。また落ち着いた色合いも良いと思います

一般的に御簾垣や建仁寺垣などを制作し結束する際、裏に手が回らないので、前後2人で作業したり、クリ針や針金を使って、前からぐるりと竹の隙間をシュロ縄を通したりします。私は、同業の先輩職人に教わり、一人で仕上げています。たとえば、建仁寺垣は割竹・押縁を左から結束して仕上げていきます

今回の袖垣は下から積み上げながら、縦横の竹材を結束して仕上げていきました。全部組んでから結束する位置を決めた方が、均等に配置できますが、事前に結束する位置を決めておけば、問題ありません

また、竹材を固定するのに銅線をつかい結束し、それを隠すようにシュロ縄で結束しますが、私は銅線で結束せずに、シュロ縄だけで結束します。以前 ベテラン職人さんと建仁寺垣を制作した際、立て終わった割竹の隙間が少ないので、シュロ縄を通すためにすき間を広くするためにドリルで穴をあけましたが、何か違うなと。先人は、銅線もドリルも使わなかっただろうな、シュロ縄でしっかり結束すれば大丈夫!と言い聞かせながら組んでます

晒竹は加工の際、曲がりも補正していますが、自然素材なので どうしても節ごとにジグザグと曲がっています。そのまま組むと隙間が大きくあいてしまいます。また、竹の元(根元側)と末(すえ、穂先)では太さがちがいます。元末を積み重ねるとだんだん曲がってしまいます

これは、竹垣一般的なコツで対応します。竹は、ふつう枝の出ている側を正面にすると曲がりが少なく見えます。これを基本に、曲がりが少ない面を正面に持ってきます。また、節がそろってしまうと隙間が大きくなります。(竹材は作業前に必要な長さに切ってあるので)、節がそろわない組合せを探し、調整します。水平を維持するために 時々 元末をかえて組み調整します

組む際は、先ほど説明したように、節がそろわないのは基本ですが、節が階段状になど規則正しくなったりすると自然な感じを損なってしまいます。すこし 「ゆらぎ」があるくらいの方が美しいと思います

今回 思い込みで五分(直径15mm)の晒竹を使いましたが、元の袖垣は六分(18mm)だったようです。組むうちに準備した竹材が足りないのでは、と焦りました。また細い分、曲がりが大きいので、目線の高さは 太い竹材を使い、下の部分は細めの竹材を使い、隙間が目立たない工夫をしました(晒竹は2分割して使うので、目線のあたりは 元側の太い方、下の部分は据側です)こんな臨機応変の工夫ができるのも竹垣の面白いところです

 この形の袖垣ははじめてでしたが、楽しく製作できました。お客様からも喜んでいただき、大満足でした

小林光次

2023年11月8日 立冬 箱根松並木のコモ巻きを行いました

http://azuref.blog130.fc2.com/blog-entry-2399.html

(写真入りのブログ「植木屋1年生」へ)

今年も恒例の箱根(国道1号線)松並木のコモ巻きを行いました
三島市から、父に 傷みが目立つ松並木の管理の相談があり、良い機会なので市内の同業者の方と、コモ巻きを始めました。1970年からなので、50年以上続いています。毎年、立冬にコモを巻き、啓蟄(2024年は3月5日)に外し 焼却処分します
冬の訪れの風物詩として、テレビや新聞社から取材が増えて、職人さんもやる気⤴。私も 時々全国版の番組でも取り上げられ、友人からみたよ!と連絡があったりして うれしいです
マツの枯れの代表的なものの マツ枯れは、カミキリムシが仲介する(運ぶ)マツノザイセンチュウが原因です。これは、夏にマツが茶色になり、あっという間に枯れてしまいます。こうなった場合は、伐採して焼却処分して、マツノザイセンチュウの拡散を防ぐしかありません
コモ巻きマツノザイセンチュウには効果は期待できませんが、マツを食害し、大量発生すると枯死させてしまう松毛虫(マツカレハの幼虫)の駆除は期待できます。松毛虫が越冬する際、樹皮の隙間などに潜む習性を利用して、冬の間にコモに集めて一網打尽といきたいところです
一番リスクの高い松枯れには効果が無い、コモに松毛虫だけでなく益虫(植木屋の味方)も入ってしまうなど ディメリットも指摘されますが。古来より行われてきた穏やかな知恵、継続していきたいと思います

小林光次

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