植木屋さんとお茶やトイレについて
はじめての植木屋さんに庭の剪定を頼むと、休憩の際のお茶だしやトイレの貸し出しについてどうしたらよいのだろう?なんとなく聞きにくいし・・と思われると思います。今回は、この辺についてお話したいと思います
目次
- ○ 植木屋さんの1日はこんな感じです
- ○ お茶やトイレについて
- ・お茶やおやつの提供について
- ・トイレの貸し出しについて
- ○ 休憩時間について
- ・まずは、体を休める事
- ・休憩時間の大切なこと
- ○ 植木屋さんとお客様の関係
植木屋さんの1日はこんな感じです
朝8時過ぎにお客様のお庭に到着します
お客様へ作業開始の挨拶をします
10時から15分程度休憩
12時から1時間昼の休憩
15時から15分程度休憩
17時までには完了し、お客様へ作業後の挨拶をします(弊社の例です)
気温が30度以上になる真夏は、水分補給や車内でエアコンの風にあたって、体温を下げるため、休憩回数を多くとります
また、冬季は日没が早く暗くなるため、4時過ぎには撤収することが多いです
お茶やトイレについて
私がこの仕事に就いた10数年前頃はまだ、特に農家のお客様は とても丁寧でした
朝 挨拶に伺うと、まず 熱いお茶を飲んでと、入れたての緑茶を出していただき
10時と15時の休憩にはお茶(夏は麦茶)などとお菓子や果物
12時の昼には、お味噌汁やおかずの1品・・
農家は肉体労働が根源のようなところがあり、10時と15時のおやつが重要なエネルギー補給のタイミングといった習慣や、お弁当や水筒のお茶も冷めているので、何か おもてなしを、という感覚があったと思います
また、トイレについても 昔の農家は、地下足袋を脱がなくてもトイレを使えるように、外トイレがたいていありました。そのようなお客様では、その外トイレをお借りしました
お茶やおやつの提供について
今は、たいてい近所にコンビニがあるため、熱いお茶や冷たい飲み物も入手しやすくなっています
休憩時間に 車でコンビニに移動して、お茶やおやつを購入することが多いです
どの植木屋さんも共通と思いますが、休憩の際、お客様が準備してくれるお茶やおやつ、とてもうれしいですし、感謝しています。一方、お茶出しが無かったとしても、その際は 自分たちのペースで休憩したり、持参したものを飲んだり、購入したりします。気になさらなくても結構です
トイレの貸し出しについて
お客様から、ご自宅のトイレを使ってください、と声をかけてくださることもありますが
基本的には、コンビニ、公園、近所のスーパーのトイレを使います
作業靴を脱ぐ際、土や剪定ゴミを家の中に運んでしまう事になりますし、コンビニ等のトイレを使った方が気が楽なところもあります
お茶やおやつのところでも書きましたが、たいてい必ず1回はコンビニなどに行きますので、その際にトイレも済ませます
トイレの事も、気になさらなくても結構です
休憩時間について
休憩時間は、水分やエネルギーの補給やトイレ以外にも様々な役割があります
まずは、体を休める事
体を休めることによって、疲労によるミス等を減らす効果が期待できます
昼休み、食後 車内等で仮眠することが多いです。私はこの仕事に就いて、皆 寝るので驚きましたが、今は これは肉体労働には必要なことと思っています
補足ですがタバコについて、これは、お客様のお庭の手入れをする際の 課題と思っています
職人さんは、愛煙家が多く、休憩時間の一服はかえがたいものの様です。当然、お庭で吸う事はありません。車内で吸うようにしていますが、気になりましたら、お伝えください
コンビニ等での休憩の際、その場で吸うようにします
休憩時間の大切なこと
文字通りの休憩だけではなく、作業をするうえで大切な時間と思っています
・少し離れて 剪定中の樹をみることで、客観的になり庭をながめること
・職人さんとの打ち合わせ、その後の段取り等
一番大切なことは
お客様とのお話です。庭木にかかわることや、それ以外の雑談のようなことから、お客様の庭に関しての思いや、好みなどがわかることが多いです
休憩時間にかかわらず、声をかけてください
植木屋さんとお客様の関係
親方(父)から
「植木屋は他の業種と違って、お客様との信頼関係が厚く、家の中へも自由な出入りができる」
と教わったことがあります
特に昔はそんな面もあったと思います。他は、なじみの家電の小売店の店員ぐらいでしょうか
時代により、そんな関係も少しづつ変化していると思います
お客様のご都合で、不在な日の剪定作業になること、在宅でもお忙しく応対できない等など
全く気になさらなくて けっこうです
(事前の打ち合わせは大切ですが)
できる限り お客様の負担が無く、希望通りの剪定ができるような関係を築いていきたいと思います